◆マツダ

軽スポーツ

AZ-1

ホットハッチ(Cセグメント)

マツダスピードアクセラ(1st/BK)

エントリースポーツ

ロードスター(4th/ND)

ロードスター(3rd/NC)

ロードスター(2nd/NB)

ロードスター(1st/NA)

ミドルスポーツ

RX-8(SE3P)

RX-7(3rd/FD3S)

RX-7(2nd/FC3S)

クラシックスポーツ

※専用ページにリンクします。

トップ > スポーツカーアーカイブ > マツダ > RX-8(1st/SE)

RX-8   [2008y-]

RX-8 (1st/SE)

RX-8前 RX-8後
RX-8内装 RX-8内装

解説

 2003年4月、4ドア・4シーターのロータリースポーツカーとして誕生したRX-8が、2008年3月にマイナーチェンジを受け、各部のブラッシュアップが図られた。エクステリアは、フロント&リヤバンパー、フロントフェンダー、ヘッドランプ&リヤコンビランプ、アルミホイールの形状を一新。とくにフロントバンパーは開口部が拡大され、エンジン冷却性能が高められたと同時により精悍なデザインとなった。またリヤコンビランプはLEDを採用した丸型4灯タイプにするなどし、後続車からの視認性を高めている。

 インテリアは、インパネ中央部のデザインをリフレッシュ。従来はポップアップ式であったメーカーオプションのナビをセンターパネル一体型に変更。またタコメーターの文字盤がシルバー塗装になったほか、ステアリング、パーキングブレーキ、シートなどのトリムの質感が高められ、プレミアム感が一層増した。本革シートには、3人分のシート位置を記憶させるメモリー機能、電動スイッチ式の運転席前倒機構、シートヒーターなどが搭載され、より機能的となったのもトピックス。

 そしてスポーツカーにとって、もっとも重要な走りの部分にも手が加えられた。ロータリーエンジンは、新型ウオーターポンプ、オイルポンプを採用することで低中速域での加速を向上。最高出力は、5速MT車の吸気ポートが4ポートから6速AT車と同じく6ポートに変更されたため、210psから215psにアップ。しかし、6MT車は高回転域での燃料セットを変更したため、250psから235psへとスペックダウンしている。また、可変レッドゾーンシステムが採用されたのも新しい。これは水温に応じてタコメーターのレッドゾーンを3段階に切り替えて表示することで、水温が低いときのオーバーレブを回避するという機能をもつ。トランスミッションは、6速MTのギヤ比の見直しやファイナルの低速化などにより加速をを向上。6速AT(アクティブマチック)は、新開発のダイレクトモードを採用することで、Dレンジで走行中もステアリングのスイッチ操作で任意のギヤを選択できるようになった。

 エンジンと同時に足回りもリファインされた。ダンパー、スプリング、ブッシュ類、スタビライザーの特性を最適化し、操縦安定性と乗り心地を向上。また、台形のストラットタワーバーをMT車に採用すると同時にサスタワー、ホイールエプロン後部の板厚をアップすることで、ねじれ剛性が高められた。さらにフロント、リアコーナー形状の適正化、フロントタイヤディフレクターの拡大、エンジンアンダーカバーの採用などにより、空力特性も改善(Cd値0.30)している。

 グレード構成は、従来までの「ベースグレード」「Type E」「Type S」に加え、シリーズ中もっともスポーツ志向のトップモデル「Type RS」が新たに設定されたのが大きなトピック。エクステリアには、専用エアロバンパー/サイドアンダースポイラー/リヤスポイラーを装着し、他のグレードと差別化を図っている。インテリアには、レカロ社製バケットシート(前席)を採用。このシートと、本革巻ステアリング&パーキングブレーキレバーには赤いステッチが施され、スポーツマインドをかき立ててくれる。足回りには、軽量なガンメタリック塗装の19インチ鍛造ホイール、スポーツ走行にも十分応えてくれるビルシュタイン社製ダンパー採用のハードサスペンション、発泡ウレタン充填フロントサスクロスメンバーを奢って走りの性能がさらに高められ、スポーツカーとしてのポジショニングがより明確となった。

主要諸元 " 2008y  RX-8 Type RS "

寸法・重量エンジン・トランスミッション
車格ミドルクラス スポーツ型式13B-MSP
乗車定員4名種類直列2ローター
全長×全幅×全高4470×1770×1340 mm気筒内径×行程-
ホイールベース2700 mm総排気量654×2 cc
トレッド前/後1505/1510 mm圧縮比10.0
最低地上高125 mm最高出力173kW[235ps]/8200rpm
重量1350 kg最大トルク216Nm[22.0kgm]/5500rpm
ステアリング形式ラック&ピニオン式
電動パワーステアリング
燃料供給装置電子制御燃料噴射式
サスペンション前ダブルウィッシュボーン
コイルスプリング
燃料タンク容量65 L
無鉛プレミアムガソリン
サスペンション後マルチリンク
コイルスプリング
トランスミッション6MT
ブレーキ前ベンチレーティドディスク駆動方式FR
ブレーキ後ベンチレーティドディスク動力性能
タイヤ前225/40R19 89W最高速度-
タイヤ後225/40R19 89W0-100km/h加速-
走行安定装置ABS / DSC